インドから戻ってくると、やはり「インドどうだった?」とよく聞かれます。どんなビジネスアイディアが浮かんだかなどをいつもシェアしますが、第1声は「奥が深い」です。そのため、「1年間かけてじっくりとGPCグループとして進出していくかを考えたい。」と皆さんに伝えています。
バンガロールとコチを訪問して感じたことをあげればキリがなく、
・スケールがでかい。(私が18歳の時に最初にアメリカに留学した時と同じ印象を持ちました)
・他カルチャーに溶け込まない強さがある(独自性が相当強い。私が独自性のある強い人間大好きなため、ポジティブな意味で)
・サービス業にはむいてないかな
・地方都市のコチ(人口約200万人。コチのあるケララ州は人口3,200万人)の雰囲気は南国特有の「多くの人が外にいる」街だが、子供も老人も同じくらい多い町。他の東南アジアはやはり子供や青年が外にいる風景だが、老人も多いこの町はスケールを感じます。
最も衝撃的だったのは、現地のパートナーとコチでミーティングをしていて、「最近事業はどうだ?」とビジネスについて話していた時のこと。
パートナー事業も現在コチで拡大中。現在のオフィスも手狭になり、リサーチ事業のアナリスト育成や『Brain機能』をコチに集中させていきたいと移転候補先も近くに探してある状況。
(今のパートナーオフィス)
パートナーの人事・教育担当責任者と話をした時のことだ。「いま採用状況はどう?」と聞くと、「いまIT系のリサーチアナリストを1名募集かけてるが、570人くらいの応募が来て大変だ~」と一瞬嘘だろうと疑いたくなる回答が。。。。なんとも自分がシンガポールを中心に東南アジアで展開しているスケール感の違いを感じた瞬間でした。でもやはり「本当か~信じられん」と回答すると。その担当責任者が自分のノートPCをもってきて、送られてきたレジメを見せてくれました。次々にでてくるB-TECHと呼ばれる科学技術学士の大卒軍団の履歴書が。
「500人で発電したほうが儲かるのでは。。」
と一瞬(脱線的に)考えたが、我に返って事業についてはじっくり考えようと。その後、パートナーの代表のマンゾーさんからケララ州では「1家族に一人はエンジニアがいるよ」と言ったこともまんざらではなさそう。
いや~インドは「英語教育」+「IT教育」が日本より100年先を行ってますわ。
【余談】インドで社員旅行を体験!(ハウスボート)
我々がコチに滞在したのが、木曜・金曜・土曜で、金曜日にはマンゾーさんが社員旅行を企画し、我々も一緒に連れていってくれることに。(かなりバタバタなノリで企画してくれました)コチからバスで約1時間、池を遊覧するハウスボートを手配し、ボートの中でのんびりするという何とも優雅な時間の過ごし方です。
この大きな池を遊覧する。
[ハウスボート] 2階建てで結構大きい。
[船上からの風景] こんな感じでゆらゆらと
[男性チームで] よく見ると短パンは私だけ(左から2番目はサラさん)
[サラさん撮影の写真] こういうポーズをとれと言われて。。。(やはりインドの感覚の違いと独自性が見られる。奥が深い。)
[ランチ] もちろんカレーです。私たちも皆さんと同じ様に手(インドでは右手のみを使用して食べます)で食べました。皆さん右手だけで器用にカニを食べてました。
社員旅行で盛り上がり企画としてゲームをしたのが「映画のタイトル当てクイズ」。2つのグループに分かれて、一人が前にでて映画のタイトルを声を出さずに、ボディーランゲージだけで、同じグループの人にあててもらうというゲーム。私と板倉以外は全員Bollywood映画でのゲームでかなりのアウェイ感でしたが、インド人のBollywood愛の強さを感じた瞬間でした。