各国称賛のシンガポール新型コロナウイルス対策【時系列まとめ】 

素早い対応と的確な対策で各国から称賛を集めているシンガポールの新型コロナウイルス対策を、時系列でまとめています。 

(※英語版の在宅勤務規定を準備されていない在シンガポール日系企業様はコチラから、それ以外の国の日系企業様はコチラから英語版在宅勤務規定テンプレートをご購入いただけます。) 

2020 規制・勧告・発表内容 
1/28 ・武漢出身者の就労ビザ新規発給停止 
・以下に該当する場合、SG入りの延期検討を勧告 
・武漢出身で現在SG外に滞在中の就労ビザ保持者 
・過去14日以内に武漢に渡航歴のある就労ビザ保持者 
1/29 ・武漢出身 /過去14日以内に武漢に渡航歴のある出張者・観光客はSG入国禁止 
1/31 ・中国本土出身者の就労ビザ新規発給停止 
・過去14日以内に中国本土に渡航歴のある就労ビザ保持者は、SG入国後14日間のLOA 
2/1 ・中国本土のパスポート保持 / 過去14日以内に中国本土に渡航席のある出張者・観光客はSG入国禁止 
2/7 ・DORSCON がオレンジに引き上げ 
・職場での体温測定勧告 
・在宅勤務体制構築勧告 
2/8 ・過去14日以内に中国本土に渡航歴のある就労ビザ保持者(IPA保持者含む)は、シンガポール渡航予定を組む前にMOMの事前許可の取得が義務化 
2/9 ・LOA期間中に出勤したとして、就労ビザのはく奪・24時間以内のSGからの強制退去・雇用主の就労ビザ発給停止(2年間) 
2/18 ・過去14日以内に中国本土に渡航歴のある就労ビザ保持者:SG入国後の対応がLOAからSHNに厳格化 
2/26 ・過去14日以内に韓国テグ市および清道群への渡航歴のがある就労ビザ保持者(IPA保持者を含む)はシンガポール渡航予定を組む前にMOMの事前許可の取得が義務化 
・上記ビザ保持者は、SG入国後14日間のSHN 
・過去14日以内に韓国テグ市および清道群への渡航歴のある出張者・観光客はSG入国禁止 
3/4 ・過去14日以内に韓国、北イタリア、イランへの渡航歴がある就労ビザ保持者(IPA保持者を含む)はシンガポール渡航予定を組む前にMOMの事前許可の取得が義務化 
・上記ビザ保持者は、SG入国後14日間のSHN 
・過去14日以内に韓国、北イタリア、イランへの渡航歴のある出張者・観光客はSG入国禁止 
3/11 ・WHOがパンデミック宣言 
3/13 ・250人以上の規模のイベント延期勧告 
・職場でのSafe Distancing・可能な場合は在宅勤務/ビデオカンファレンスの運用を勧告 
3/15 ・過去14日以内にイタリア、フランス、スペイン、ドイツへの渡航歴がある就労ビザ保持者(IPA保持者を含む)はシンガポール渡航予定を組む前にMOMの事前許可の取得が義務化 
・上記ビザ保持者は、SG入国後14日間のSHN 
・過去14日以内にイタリア、フランス、スペイン、ドイツへの渡航歴のある出張者・観光客はSG入国禁止 
3/16 ・過去14日以内にASEAN他国(マレーシアからの陸路・海路入国の場合は除く)、日本、スイス、イギリスへの渡航歴がある就労ビザ保持者(IPA保持者を含む)はシンガポール渡航予定を 組む前にMOMの事前許可の取得が義務化 
・上記ビザ保持者は、SG入国後14日間のSHN 
・過去14日以内にASEAN他国(マレーシアからの陸路・海路入国の場合は除く)、日本、スイス、イギリスへの渡航歴がある出張者・観光客はSG入国後14日間のSHN 
・ASEANパスポート保持者については、自国のシンガポール大使館・領事館にて健康証明書を提出の上、MOHからの入国許可を得た上で、入国時にICAにて確認が必要 
・シンガポール人は全ての国への不要不急の渡航延期勧告 
3/20 ・シンガポールに入国する全ての就労ビザ保持者(IPA保持者)はMOMの事前許可の取得が義務化 
・シンガポールに入国した全ての旅客(シンガポール人・PR・就労ビザ保持者・出張者・観光客)は、SG入国後14日間のSHN 
・3/14~3/20までにシンガポールに入国した全ての就労ビザ保持者(IPA保持者)がいる企業に対して、遡及的に14日間のLOAを取得させるよう推奨 
・250人以上の規模のイベントは延期が義務化 
・職場でのSafe Distancing 勧告強化。全雇用主は、在宅勤務/ビデオカンファレンスの導入をするよう勧告。業務の特性上不可な場合は、以下を強く勧告。 
①従業員の50%以上が同時に出勤状態とならないように業務時間のシフト調整を行う 
②従業員同士の間を最低1m空ける 
③出席不可欠なビジネスイベントについては必ず出席者を250名以下に抑え、出席者間の距離を最低1m空ける 
3/21 ・SHNに違反したとして、この日までに89名の就労ビザのはく奪(うち73名はMOMへの事前申告漏れ、16名はLOAやSHNの実施違反)および今後のシンガポールでの就労の禁止、 雇用主の就労ビザ発給停止(1~3年) 
3/23 ・全ての外国人(就労ビザ保持者・出張者・観光客)は、シンガポールへの入国禁止 *マレーシアのWork permit保持者は除く 
・例外として、病院関係・ロジスティック関係に従事する就労ビザ保持者のみ、MOMの事前許可の取得の上で入国可能 
・上記就労ビザ、およびシンガポール人・PRはSG入国後14日間のSHN 
・Safe Distancingの運用強化をスタート。オフィス、コワーキングスペース、工場、工事現場、造船所等。初日の結果として、13社に営業停止処分、8社に是正勧告。 
・可能な場合、雇用主は在宅勤務体制をスタートさせるべきであるとの勧告 
3/25 ・マレーシアからシンガポールに入国する全ての就労ビザ保持者(IPA保持者)も、空路・陸路・海路等関係なくMOMの事前許可の取得が義務化 
・上記ビザ保持者は、SG入国後14日間のSHN 
・ただし、陸路・海路経由で生活必需品の運搬に関わる者(トラック運転手、生鮮食品運送業者、冷凍食品運送業者等)については上記規定から除外される 
・イギリス・アメリカからの帰国者は14日間のSHNを政府指定施設にて実施することが義務化。違反の場合はSGD10,000以下の罰金及び/または6か月以内の禁固刑 
3/26 ・バー、ナイトクラブ・ディスコ・映画館・劇場・カラオケ等の人が密集する娯楽施設は、当面の間休業義務付け 
・ビジネスカンファレンスを含む大規模イベントはサイズに関係なく延期か中止を義務付け 
・仕事・学校に関係のない集会に関しては最大人数を10人以下に抑える事が義務化。違反の場合はSGD10,000以下の罰金及び/または6か月以内の禁固刑 
3/29 ・Long・Term Visit Pass保持者(及びIPA保持者)は、SG入国時に現行のMOMのルールに加えて、ICA側でも入国前事前審査が必須に 
3/31 ・MOM長官が在宅勤務の規制強化を示唆。 
①雇用主は合理的に実施可能な限り、100%を目指して従業員を在宅勤務させなければならない 
②この指針は会社のサイズに関係なく「全ての企業・職場」で「全日」に渡って適用される 
③製造業など、業務の特性上在宅勤務ができない場合、雇用主はsafe distancing を導入し、出勤退勤時間の調整を行う必要がある。 
4/3 シンガポール首相が、事実上のソフトロックダウンである”Circuit Breaker”施策を発表。 
①4/7(火)以降、1か月間オフィスを閉鎖。病院、交通機関、サプライチェーン、食料品店等のインフラ系の企業を除く 
②4/8(水)以降、1か月間学校は完全にhome-based learningに 
③1か月間、外出・集会の規制を強化 a.可能な限り家から出ない  b. 一緒に住んでいる家族以外の人と会わない c. 外出は必要不可欠な場合のみ(スーパーへの必需品の買い出し、ホーカーからのテイクアウト、運動) 

  

※在シンガポール日系企業様に対する影響が大きいと思われる、就労ビザ保持者・出張者に関する対策と、職場環境に関する規定を中心にまとめています。 

※「就労ビザ保持者(IPA保持者)」は、帯同ビザ保持者(帯同ビザIPA保持者)も含みます。 

※記載の日付は、施策に関するものは施行開始日、政府からの情報発表に関するものは発表日です。 

※COVID-19に関するシンガポール政府の対策は日々更新されています。最新状況は政府公式情報をお確かめください。 

  

参照 

Ministry of Manpower : https://www.mom.gov.sg/ 

Ministry of Health  https://www.moh.gov.sg/covid-19 

Immigration & Checkpoint Authority : https://www.ica.gov.sg/covid-19 

Ministry of Education : https://www.moe.gov.sg/ 

Prime Minister’s Office : https://www.pmo.gov.sg/