【新型コロナウイルス】シンガポールソフトロックダウン延長(Circuit Breaker):6月1日までの期間延長が決定 

  

  

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本日4月21日17時より、シンガポールのリー・シェンロン首相が会見を行い、 
Circuit Breakerを6月1日まで期間の延長を行うことを発表しました。 

  

  

▼Circuit Breakerについて 
・ほとんどの国民・住民がルールを遵守して、新型コロナウイルスとよく戦っている 

  

・また、Circuit Breaker開始から2週間が経過し、外国人労働者間での感染拡大を除けば新規感染者は30人/日以下と減少傾向にある 

  

・一方で、経路不明の感染は減っていないことから、把握されていないクラスターがまだ発生し続けていることが分かる 

  

・感染者数は0人~、少なくとも1ケタまで減らしていかなければならない 

  

・これを鑑みて、Circuit Breaker の期間を6月1日まで延長する 

  

・その上で、以下の施策を追加する 
– 混雑するwet market については入場規制を行う 
– (”Essential Service”としている定義を厳格化し)オフィスの一時的な閉鎖を更に進める 

  

・また、必需品の買い出しや運動で外出する時は、家族や同居人と一緒ではなく、一人で・そして近所にのみ出かけるように心がけてほしい 

  

  

▼Foreign Worker間の感染拡大について 
・ドミトリーの労働者については、深刻な問題と捉えているが、一方でほとんどの労働者が若いこともあって、重い症状の人は非常に少ない。現状、酸素吸入器が必要になったり、ICUに入っている労働者はいない 

  

・感染拡大に対しては、以下の対策を行う 
– ドミトリーでの医療体制を強化することで、より迅速な対応ができるようにしていく 
– 年配の労働者は別施設に移ってもらい、よりしっかりとモニターしていく 

  

・HDB等、ドミトリー外に居住している労働者・Essential Serviceに従事している労働者についても隔離措置を行い、検査を行う 

  

・シンガポールはこうした労働者を自国民と同じように大切に、ケアしていくつもりである 

  

 
▼総括 
パンデミックの影響が完全になくなるのはいつになるか分からず、ワクチンや効果的な治療法が確立されるまでは1年以上かかると言われている。 
このCircuit Breakerを脱するために、以下の3つを行っていく。 

  

①突然全ての活動を再開するのではなく、段階を踏んで、徐々に様々な活動を再開する。ニュージーランドやドイツが現在実施し始めているような流れに倣う。そうしなかった場合、北海道のように感染の再拡大を招き、もう一度ロックダウンを行わなければいけなくなる可能性がある。 

  

②検査をさらに増やしていくことで、新規感染をすぐに見つけ、封じ込める体制を強化する。シンガポール国内でのテストキットの製造もおこなっていく 

  

③ITの活用。Trace Togetherアプリを始めとしたアプリ・ITツールを活用して、感染経路の追跡を行っていく。一人一人がアプリをダウンロードし、協力してほしい 

  

  

▼詳しくはコチラ 
https://www.facebook.com/leehsienloong/videos/366117544308677/