シンガポール政府は5月28日、CB明けの三段階の再開プランについて、6月の最初の2週間の感染率が低く安定的に推移した場合、6月の半ばに第二段階に移行する可能性を示唆しました。
第一段階は全企業の約75%が制限の中再開したものの、第二段階では、Safe Management Measuresを遵守した上で、ほぼ全ての事業が再開可となります。
第二段階(Phase 2)の再開内容
■小売・飲食・その他サービス
・Safe Management Measureを導入し、人数制限等を行ったもとで再開が許可。飲食店での食事(一度に5人まで)、パーソナルヘルス・ウェルネス関係のサービス、スポーツやその他の公共施設(スタジアム、プール)も再開
■生活
・外出時のマスク着用は変わらず義務化
・グループでの集まりは一度に5人まで
・1世帯は1日あたり最大5人の訪問者を受け付けられるように
・高齢者については引き続き注意して在宅が推奨される。高齢者ケアセンターなどのサービス・プログラムが徐々に再開
■学校
・6月末~完全に再開
・IHLは段階的な対面学習の再開
■その他
・宗教の集会、美術館・博物館・ギャラリー、カンファレンス等の大規模イベント、バー・ナイトクラブ・映画館・劇場等の感染リスクの高い活動については、政府の指示のもと徐々に活動再開を目指していく
■国境
・ウイルスの感染状況がコントロール下にあり、比較的安全と言える特定の国との間で、試験的に国境オープンの議論を進めている。(具体的にどの国というのはまだ公表しない)
・特にシンガポールに拠点を置く企業にとっては、出張はビジネスの存続の基盤となる場合もあるため、そうしたEssential Travelに限って最初は許可する形で進めていく
・大量の旅客受け入れ・送り出しスタートの時期については、国際的な感染状況も鑑みてまだしばらく先の決定となる