MOM長官は、2020年4月の1か月での不当解雇に関するMOMへの訴えが計172件と、2019年の月平均と比較して倍以上になっている事について、次の通りコメントを発表しました。
・サーキットブレーカー開始以来、不当解雇に関するMOMへの訴えが急増したことをうけて、MOMは従業員と使用者の双方が雇用終了後の紛争を解決するためのサポートを強化している。実際、多くの場合において問題は解雇の中身(条件面)ではなく、解雇の仕方(突然解雇を言い渡す等)が原因。ほとんどの企業が契約上の義務は果たしている現状がある。
・不服申立人の同意があれば、ワークフォース・シンガポールまたはe2iを紹介し、雇用促進のための支援を行っている。
・MOMとしても、現状況が雇用主と従業員の双方にとって異常なストレスがかかる時期であることを認識している。
・事業の状況にかかわらず、すべての雇用主は、公正に、責任を持って、センシティブに雇用契約の終了を行うべきである。雇用法、契約条件、関連するtripartite advisoryを引き続き遵守しなければならない。
・従業員は、何か問題を感じた場合、自ら雇用主に働きかけてみて欲しい。
・雇用主による無責任な行為があった場合、MOMは必要に応じて調査し、執行措置をとる。
▼経営者のための人員整理ガイドはコチラ
https://www.gpc-gr.com/hr-2/?lang=ja