MOMは2020年9月23日、現状の感染状況を鑑みて職場でのSMM要件を更新しました。施行は2020年9月28日からとなります。
■更新の概要
・オフィスへの出勤の規制緩和
・職場での50人までのイベントの開催の許可
■詳細
オフィスへの出勤
・在宅勤務がデフォルトの勤務形態であることに変わりはないものの、より多くの従業員(現在は在宅勤務)の職場復帰を認める。
その際は以下を遵守すること
– 職場復帰する従業員であっても、少なくとも勤務時間の半分は在宅勤務を継続する
– 職場に一度に出社する従業員の数は、いかなる時点でも半数を超えない
・職場に戻る従業員が増える中、雇用主は公共交通機関を含めた共用スペースでの人混みを最小限に抑えるよう努力する。
具体的には
– 一部はオフィスで、一部は在宅で働けるようなフレキシブルな勤務時間の仕組みとし、ラッシュ時以外の時間帯に通勤できるようにする。
例えば午前10時から午後4時、午後1時から5時を勤務時間にする/会議の際のみ出社し、残りは在宅勤務とする
– 出社する場合も、従業員の半数が午前10時以降に仕事を始めるように、報告時間をさらにずらす。
さらに、可能な場合は、同じ職場に出勤する従業員については分割チームまたはシフト制を継続して実施しなければならない。
また、異なるチームやシフトの従業員は明確に分離する必要がある。
・本措置はしばらくの間実施されるため、事業主は、従業員がビジネスのニーズに応えながらワークライフバランスを維持できるよう、
持続可能な方法で在宅勤務を実施することを奨励する。
職場内でのイベントの再開
・職場での業務関連イベント(会議、セミナー、企業の保養会、年次総会、臨時総会など)は、各従業員間の距離が1メートル以上であるなど
SMMの要件を厳守した上で、50名(SMMの原則に基づく会場の収容人数によってはそれ以下)までの再開が許可される。
・外部会場での業務関連イベントの再開については、今後の検討となる。
・また、現行のSMMガイドラインについて、いくつかの項目(例:社員が社員食堂で食事をすることに関する規則)が更新される予定である。詳細は後日、MOMから発表。
・既存のガイドラインの通り、パーティ、祝賀会、チームの絆を深める活動、ディナー&ダンス(D&D)、ガラディナーなど、職場内外での大規模な社交的な集まりは引き続き禁止。
SMMの引き続きの遵守
・雇用主は、会議室やデスクで少なくとも1メートル以上のSafe Distancingを引き続き確保しなければならない。
・また、出退勤管理や共用スペースの定期的な清掃など、良好なSMMを継続的に確保しなければならない。従業員もSMMを遵守する。
・MOM、全国労働組合会議(NTUC)、シンガポール全国雇用者連盟(SNEF)の三者は、最新の医学的助言、技術的更新、業務慣行などの更なる発展を考慮に入れて、今後も定期的に要件を見直していく。
▼詳しくはコチラ
https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/resuming-more-activities-safely