【新型コロナウイルス】シンガポール、16日(日)からフェーズ2に逆戻り 店内飲食は禁止、勤務は原則在宅へ 

シンガポール政府は5月14日、国内で増加している感染の拡大を食い止めるため、2021年5月16日(日)から2021年6月13日(日)まで警戒態勢を強化し、フェーズ2(警戒態勢の強化)入りすることが発表されました。 

  

在宅勤務が再びデフォルトの勤務体制となり、飲食店の店内での飲食が禁止となるなど、日常生活にも大きな影響があります。飲食店に対しては、JSSの拡大も発表されています。 

  

  

▼詳しくはこちら 

https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/updates-on-local-situation-and-heightened-alert-to-minimise-transmission-14May

  

  

◆職場での交流 

  

・在宅勤務をデフォルトに戻す。雇用主は、在宅勤務が可能な従業員には、在宅勤務を保証しなければならない。 
・引き続き、複数の職場への労働者の相互派遣は禁止。 
・出社の必要のある従業員については、始業時間をずらし、柔軟な労働時間を実施することが必要。 
・職場での懇親会は不可。 
・職場での食事は可なものの、マスクを外した状態で同僚と交流することは控える。 
これらの対策により、職場やその近くの共有スペース、公共交通機関を含む公共の場での全体的な足取りや交流を減らすことで、感染リスクを下げる。 

  

  

◆グループサイズの縮小  
  
・現在5人まで認められているグループサイズを2人までに、1世帯あたり1日5人まで認められている訪問者数の上限を1世帯あたり1日2人までに、さらに引き下げ。 
・個人レベルでは、他の世帯への訪問、友人や家族との公共の場での集まりなど、社会的な集まりの回数を1日2回までに制限。 

・現在の育児環境を継続するために、祖父母が日常的に世話をしている孫は、1世帯あたり2人までの訪問者数や1日の交流回数にはカウントされない。 
ただし、祖父母は、自分自身と孫をCOVID-19の感染から守るために、COVID-19の予防接種を受けることを強く推奨。また、感染のリスクを減らすために、祖父母は異なる世帯の孫同士の交わりを最小限にする。 

  

  

  

◆屋内での「マスク・オフ」活動の中止 

  

最近のクラスターでは、マスクをしない環境、家庭、飲食店などで高い発病率と二次感染が発生することが明らかになっている。 
2021年5月16日(日)から2021年6月13日(日)までは、飲食店での食事など、屋内での「マスクオフ」活動を中止。 
・その他、激しい室内運動教室や、個人・グループでの激しい室内スポーツ・エクササイズ活動は禁止。 
・マスクを外す必要のあるパーソナルサービス(フェイシャル、サウナなど)、コーラス、空気を排出する必要のある楽器(管楽器、金管楽器など)の演奏も禁止。 
・なお、マスクを外して診察を受ける医科・歯科は、この制限の適用外となる。 

・飲食店店内での飲食(F&B)の中止。 
屋内外を問わず、店内飲食店(ホーカーセンターやフードコートを含む)は、持ち帰りやデリバリーのみの営業となる。 

・イベントサイズをさらに縮小し、イベントサイズの参加可能人数の上限を下げる。 

・会衆およびその他の礼拝は、PET(事前検査)を使用しない場合は一度に50人、PETを使用した場合は一度に100人まで。 
エアロゾルによる感染のリスクをさらに軽減するために、宗教者をはじめとするすべての参加者は、常にマスクを着用を義務化。また、この期間中は、生歌や管楽器の演奏を中止。 

・ショッピングモールおよびショールーム。ショッピングモールやショールームの入居制限は、現在のGFA(総床面積)1人当たり10㎡から16㎡にさらに縮小。込み合うショッピングモールの日曜日の奇数日、偶数日の入場制限は継続。 

・アトラクションとショー。MTIの事前承認を得たアトラクションの稼働率は、現在の許容範囲である50%から25%に引き下げ。屋内および屋外のショーは、ペットを連れている場合は100人まで、ペットを連れていない場合は50人までの入場が可能。 

・美術館および公共図書館。博物館や公共図書館は、定員を25%削減して運営。 

・映画館。PETが導入された映画館では、最大100人まで入場が可能。PETを使用しない場合は、50人まで。 
1グループ2名までで、映画館内での飲食物の販売・消費は不可。 

・MICEおよびライブパフォーマンス。ペット付きの場合は100人まで、ペットなしの場合は50人まで入場可能。 
スピーカーやパフォーマーの仮面を外すことは不可。また、歌や、空気を排出する必要のある楽器(管楽器や金管楽器など)の演奏も不可。 

・結婚披露宴は、店内飲食店に対する措置と同様に不可。 
挙式は、PET有であれば参加者100名、PET無しであれば50名まで参加可。 

・埋葬・火葬を含む葬儀の全日程に適用される参列者の上限は、現在の30人から20人以下に引き下げ。参列者は、感染のリスクを減らすために、安全な距離を保ち、常にマスクを着用すること。 

  

 
◆支援策 

  

・F&B企業に対するJSS(Jobs Support Scheme)の強化 

F&B施設での店内飲食の停止に鑑み、各ローカル従業員の給与、月4,600ドルの50%までをJSSで支援。(これまでの10%から引き上げ) 

・政府所有の敷地内にあるホーカーセンターおよびコーヒーショップに対する1ヶ月間の賃貸料減免措置 
自営業者でJSSの恩恵を受けないホーカーやコーヒーショップの出店者を支援するために、政府は政府機関のホーカー・ストールやコーヒーショップのテナントに対して1ヶ月間の賃料免除を行う。 
商業施設の家主は、この期間中、飲食店のテナントをサポートすることが求められる 

・フェイスシールドの使用について 
フェイスシールドは、マスクの代わりに飛沫感染を防ぐことはできないということが研究で証明されている。さらに重要なことは、顔面シールドは着用者が感染した場合、飛沫の拡散を十分に防ぐことができないということです。したがって、フェイスシールドは、医療上の例外や、12歳以下の子供がいる場合、結婚したカップルが婚姻の儀式を行う場合を除き、マスク着用の代用として使用してはならない。 

  

  

◆検査体制の拡大 

  

・上記の対策に加えて、過去1年間に構築した検査、接触者追跡、ワクチン接種などの機能を活用して、地域社会の感染拡大を管理していくとともに、PCR検査よりも精度は劣るものの迅速な診断が可能な抗原迅速検査(ART)の提供も開始。 
TraceTogetherやSafeEntryプログラムなどのデジタルツールを活用することで、感染者とその身近な人たちを迅速に特定する取り組みもさらに拡大していく従業員紹介 

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