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【新型コロナウィルス】シンガポール、新型コロナに強い国家実現に向けて、医療管理対策を更新 

シンガポール政府は2021年9月14日、市中感染が増加している状況、又シンガポールが新型コロナに強い国家を実現する方向へと動き出したことを受けて、医療管理対策を調整する必要があると発表しました。 

  

主なポイントは以下の3点となります。 

  

①医療管理手順を調整することで、病院、学校、高齢者が頻繁に訪れる市場などの大規模化しやすいクラスターが発生した場合、接触追跡者が集中して追跡作業を行うことができるようになる。その他散発的な感染事例については、感染者の家庭内接触者がウイルスに曝されるリスクが最も高いことから、家庭内接触者を隔離する。さらに、TraceTogetherのデータを利用して、既存の管理対策に基づいて健康リスク警告(HRW)および健康リスク注意喚起(HRA)を送信する。 

  

② 感染者の98%以上が無症状または軽度の症状であることを踏まえ、遠隔医療モニタリングサポートにより、より多くの感染者が自己隔離を行い、自宅で必要な健康予防策を講じることができるよう、自宅療養スキームを拡大する。これにより、本当に医療を必要とする人のために病院の収容能力が確保され、感染者数が増加してもすべての人に適切な医療を提供し続けることができる。 

  

③これらの変更を通して、新型コロナに強い国家実現に向けて基盤を築くことになるだろう。 

  

  

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MOH | News Highlights 

  

  

▼日本語要約  

  

【自宅隔離の調整】 

・ 2021年9月11日より、隔離期間は、新型コロナ感染者との直近の接触日から14日間だったものが、10日間に短縮された。但し、隔離対象者(PUQ)の隔離終了時における検査で陰性である場合に限る。 

・9月11日より前に隔離命令(QO)を受け取り、10日以上の隔離を終え、PCR検査結果で陰性である隔離対象者は、隔離命令が取り消される。隔離命令解除後、全ての隔離対象者は、(感染者との直近の接触日から)11日目から14日までの間、抗原迅速検査(ARTセルフ検査キット)を自身で実施する必要がある。 

・現在、コミュニティ内での濃厚接触者の約10人に7人が自宅隔離を希望している。保健省(MOH)から通知を受けた後、自宅隔離希望者はPCR検査受検時を除き、隔離期間中は自宅に留まることになっている。 

・自宅隔離要件は遵守されてきており、コミュニティ内の感染者は、保健省(MOH)が濃厚接触者を特定する際、非常に協力的であった。この経験を踏まえ、感染者数の増加に伴い、2021年9月14日から対策を調整。 

・学校、病院、又高齢者が頻繁に訪れる市場など、大規模になりやすいクラスターに対して、接触追跡者が引き続き、直接追跡作業を実施。小規模な感染の場合は、新たに新型コロナに感染したことが確認された者全てに、オンラインポータル(https://go.gov.sg/quarantinereg)を通じて、感染症法に基づき、世帯の連絡先、同居する濃厚接触者を登録する必要があることを通知するSMSが送信される。同居する濃厚接触者は、感染者との直近の接触日と連絡先番号を登録する必要がある。 

・登録者には、隔離期間とPCR検査予約案内が示されている電子検疫指示書(eQO)が送信される。その後、隔離対象者は、オンラインで自宅近くの地域スクリーニングセンター(Regional Screening Centre(RSC))におけるPCR検査を予約することができる。隔離対象者は、PCR検査を受検、無料のARTキットの受領の為に、地域のスクリーニングセンターに行き、自身で毎日ARTを実施し、結果をアップロードすること。また、体調不良や医師の診察が必要な場合は、隔離期間中に24時間対応の遠隔医療サービスにアクセスできる。 

・現行の措置と同様に、隔離に適さない家に居住している人は、政府の隔離施設での隔離を要請することができる。 

・健康リスク警告(HRW)と健康リスク注意喚起(HRA)もこの調節に関係する。2021年9月14日から、健康リスク警告(HRW)対応期間は、隔離命令を10日間とする体制への移行に合わせて、直近の感染者との接触日14日間から10日間に短縮された。保健省(MOH)は、TraceTogetherデータに基づき、新型コロナ感染者の濃厚接触者にHRWを発行。この対象者は家庭内の濃厚接触者とは異なり隔離対象者と比較して、感染のリスクは低いと考えられる。HRW を受領した人は、PCR 検査を受け、陰性結果が出るまで自己隔離し、HRWを受け取ってから10 日間で3回の ARTを実施、HRW 終了時に再度 PCR 検査を受検することが法律で義務付けられている。 

・HRWに加えて、TraceTogetherのデータに基づく新型コロナ感染者との接触時間が比較的短い場合、又は過去14日間のSafeEntryの記録が感染拡大地域と重なる場合は、健康リスク注意喚起(HRA)が発行される。このグループは、感染のリスクが濃厚接触者のリスクよりも低いものの、直接的または間接的に感染のリスクにさらされた人を示す。HRAを受領した人は、10日間、自分の健康状態を監視し、無料のPCR検査を受け、接触(の可能性がある日)から10日間は定期的にARTで自己検査を行い、他の人との接触を最小限に抑えることが強く求められる。 

・新型コロナ感染者との同居による濃厚接触者であることを政府に登録するよう言われ、電子隔離命令を受ける場合と、HRWまたはHRAを受領するのが重なる場合もある。その場合は、隔離が優先されることを留意すること。但し、自宅隔離登録(Home Quarantine Resitration)の提出後でも健康リスク評価の結果、HRWに変更される可能性がある。 

  

【自宅療養への移行】 

・2021年9月15日より、以下に該当する場合は、自宅療養が基本となる。 

a) ワクチン接種を完了していること 

b) 年齢が12-50歳であること 

c) 無症状又は軽症であること 

d) 重篤な疾患や病気がないこと 

e) 同居者に80歳以上の高齢者、又は高リスク者(例:妊娠中の方、免疫力が低下している方、複数の合併症を抱えている方)に該当する方がいないこと 

  

・新型コロナ陽性と判定された方は、上記の基準を満たしていれば、直ちに自宅療養を開始することができる。自宅療養者は、バスルーム付きの部屋を確保する必要がある。 

・病院や療養施設(Community Care Facility)に行く必要はない。自宅療養者は、自宅療養初日に、遠隔医療提供者による初回のリモート診察を受け、医学的に良好であるか確認される。又、自宅療養者には隔離命令(Isolation Order)が出され、自宅の指定された部屋に留まることを確認する為、電子監視装置が着けられることがある。 

・新型コロナ陽性反応が出た子供の親は、子供が5歳以上で基礎疾患やその他の病気がない場合、子供を家に連れて帰り自宅療養させることができる。但し、子供の安全の為、自宅療養の前に必ず病院で診察を受けること。 

・自宅療養を行う方には、注意すべき兆候や症状に関するアドバイスなどの情報が提供される。必要に応じて、体温計、パルスオキシメーター、サージカルマスク、手指消毒剤が入ったケアパックをリクエストすることができる。また、自宅療養を開始すると、自宅療養支援者(Home Recovery Buddy)が患者に連絡をし、患者の様子の確認、体温計とオキシメーターの使用方法の説明を行う。新型コロナ感染者は、提供されるケアダイアリーを使用して、体温、脈拍、血中酸素飽和度(SpO2)などの健康状態を少なくとも1日1回測定、記録する必要がある。万が一、医療支援が必要になった場合は、指定された遠隔医療機関に24時間アクセスできる。 

・自宅療養中は、同居者全員が衛生状態を良好に保つ必要がある。患者は感染を防ぐため、他の同居者との物理的な接触や対面接触を避けなければならない。同居者全員に電子隔離命令(eQO)が発行される可能性が高いため、食品や食料品などの生活必需品を注文する際には、非接触型の配送を手配すること。 

・自宅療養中の新型コロナ感染者は、自宅療養機関を早く終了させるため、指定された遠隔医療サービス提供者に連絡をし、発症6日目にPCR検査の手配をすることができる。検査結果が退院基準を満たす場合(PCR検査の結果が陰性又は、ウィルス量が少ない場合)、患者は発症後7日目に自宅療養を終了することができる。それ以外の場合、自宅療養機関は、患者の体調が良好である場合、特に追加検査することなく、発症10日目に終了。自宅療養終了後、新型コロナ感染者が移動の制限を受けることはないが、終了後更に7日間は社会的な交流を最小限に留めることが推奨される。患者が休息や回復の為に更なる療養が必要な場合、遠隔医療サービス提供者に対し、療養指示書(MC、加療期間は最大7日間)を求めることができる。これらは、医療機関の退院基準に沿ったものである。 

・感染者が自宅療養中で同居者が隔離命令(QO)に従っている場合、感染者はQOを行っている同居者よりも早く自宅療養期間を終了する可能性がある。これは非論理的なことではない。なぜなら、ワクチン接種を完了した感染者の場合、ウィルス量は非常に早く減少し、通常は7日目までに消滅するが、QO期間中にウィルスに曝露したという場合は、ウィルスが増加して発症するまでに10日間かかることがあるためである。 

  

  

【誰もが自分の役割を果たす必要がある】 

 
・自宅隔離、健康リスク警告、健康リスク注意喚起、自宅療養をより広範囲に活用することで、新型コロナ感染者に適切なケアと自己隔離を確保し、さらに感染のリスクをより幅広くかつ持続的に軽減することができる。このアプローチには、個人の責任とセルフケアの向上に向けた社会全体の取り組みが必要。それぞれが自分の役割を果たすことで、私たちは新型コロナに強い国になるために共に前進することができるのです。