【新型コロナウイルス】シンガポール、ビザ新規申請・更新時にワクチン接種が義務化 

2022年2月1日以降、新規の長期滞在ビザ、就労ビザ 及び 永住権の新規申請の際は「ワクチン接種済み」であることが承認の要件となります。また、既存の就労ビザの更新の際にも、ワクチン接種が必要となります。これらの措置により、高いワクチン接種率を維持し、社会と経済の安全な再開を促進します。 

  

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Businesses may proceed with larger work-related events after notifying authorities (mom.gov.sg) 

  

▼日本語要約 

  

ワクチン接種状況の確認 

  

<就労ビザ保持者及び扶養家族> 

  

雇用主は、就労ビザ保持者および扶養家族がシンガポール到着時にワクチン接種を完了していることを申請時に宣言する必要がある[1]。また、ビザ保持者は、確認プロセスの一環として、ワクチン接種証明書を提出または提示する必要がある。 

電子証明書をお持ちの方は、ICAのワクチン接種チェックポータルシステムに証明書をアップロードし、提出しなければならない。 

電子証明書をお持ちでない方は、搭乗前に航空会社、フェリー会社、またはチェックポイントでワクチン接種証明書を提示すること。 

  

必要書類を提示できない場合、事前に免除を受けた場合を除き、搭乗またはシンガポールへの入国を拒否される。なお、すべてのビザ所有者は、シンガポールで一般的な入国要件および健康プロトコルが適用される。 

  

海外でワクチン接種を受けた方は、国家ワクチン接種登録(NIR)にてワクチン接種記録を更新する必要がある。シンガポール到着後30日間は猶予期間が与えられ、公衆衛生準備クリニックで受けた血清検査の結果が陽性であることを証明する必要があり、陰性であった場合は、シンガポールで予防接種を受けなければならず、そうでない場合はビザが取り消される。 

ワクチン接種の条件は、以下の場合適用されない。 

  

a. 12歳未満の個人 

  

b. 12歳以上18歳未満 – シンガポール到着後、ワクチン接種完了したことを宣言することができる。 

  

c.  医学的にワクチン接種を受けることができないビザ保持者。ただし、申請時に医師の診断書を提出し、シンガポール到着後にメディカルチェックを受けることが条件となる。       

  

<永住権、長期滞在ビザ、学生ビザの新規申請> 

  

ワクチン接種完了が、新規の永住権(PR)、長期滞在ビザ(LTVP)、学生ビザ(STP)申請の条件となる。 

  

申請者のワクチン接種状況は、ビザ発行手続きの際に確認される。NIRのワクチン接種記録を更新する必要がある(例:シンガポールでワクチン接種を受けた、または血清検査で陽性の結果を得た)。申請者がNIRに登録されていない場合(例:ワクチン未接種または海外でワクチン接種を受けたが血清検査で陰性)、PRまたは長期滞在ビザが交付される前に、シンガポールでワクチン接種を完了し、ワクチン接種条件を満たさなければならない。12歳未満のPR、LTVP、STP申請者、医学的にワクチン接種が不適格な申請者には、ワクチン接種条件は適用されない。 

  

注:[1] 世界保健機関(WHO)の緊急時使用リスト(WHO EUL)に掲載されているワクチン接種を受けてから2週間後に完全接種とみなされる。