【新型コロナウイルス】シンガポール、入国規制緩和。ワクチン接種完了者は、出国前検査不要に 

4月22日、シンガポール政府は、新型コロナウイルス関連の入国規制を緩和すると発表した。4月26日00:01以降に到着するワクチン接種完了者は、入国前のコロナ検査が不要となる。また、一部の外国人労働者に求めている入国許可証の取得義務もなくす。 

  

▼MOH本文はこちら *プレスリリース原文内のAnnex Bのハイパーリンクをご参照ください。 
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▼日本語要約 

●現時点で、全てのワクチン接種完了者は、自宅待機(SHN)や入国許可の申請をせずにシンガポールに入国できるようになっている。陸路で入国するワクチン接種完了者は、出発前または到着後にPCR検査を受ける必要はないが、空路または海路で入国する旅行者は、出発前2日以内に出発前検査(PDT)を受ける必要がある。 

●入国規制緩和を受けて、 2022年4月26日0001時以降に空路または海路でシンガポールへ到着するワクチン接種完了者およびワクチン接種を完了していない12歳以下の小児も、出発前検査(PDT)が不要に。また、2022年5月1日以降、マレーシア以外の労働許可証保持者でワクチン接種完了者は、シンガポールへの入国許可を申請する必要がなくなる。 

 ●また、現在、建設・海洋造船・プロセス(CMP)セクターでIn-Principle Approval(IPA)を保有するマレーシア人以外の労働許可証保持者(WPH)は、労働省(MOM)から入国承認を取得する必要がある。2022年5月1日以降、CMP部門でIPAを取得したマレーシア人以外のWPHは、シンガポールへの入国許可の申請が不要に。代わりに、到着後に研修センターで研修を受けるための枠を予約する必要がある。詳細はMOMウェブサイトを参照。 

● ワクチン未接種者の入国要件に変更はない。シンガポールへの入国を許可された13歳以上のワクチン未接種者は、シンガポールへの出発前2日以内にPDTを受け6、7日間の自宅待機(SHN)を受け、SHN期間終了時にPCR検査を受けることが義務付けられている。 

●ワクチン未接種の13歳以上の長期滞在者(LTPH)および短期滞在者(STV)は、以下の例外を除き、シンガポールへの入国を許可されない。 
(i) 医学的にワクチンの接種が不適格な長期滞在ビザ保持者 
(ii) その他の有効な入国許可(例:同情的な理由)を得た長期滞在ビザ並びに短期滞在ビザ保持者 
(iii) 適切な措置の対象となる13歳から17歳の長期滞在ビザ保持者。 

●世界的に13歳から17歳までのワクチン接種率が高まっていることから、2022年7月1日以降に入国する13歳以上の長期滞在ビザ保持者は、医学的にワクチンの接種資格がない場合を除き、シンガポール入国前にワクチン接種完了が義務付けられる予定。 

●マレーシアとの越境バスサービスおよびタクシーの再開について 
シンガポールとマレーシアの陸路国境がワクチン接種完了者に再開されたことを受け、陸運庁(LTA)は公共交通事業者とともに、2022年5月1日から、シンガポールのバス事業者は、シンガポールとジョホールバルを結ぶ国境を越えたバスサービスの運行を再開する。 

●SBS Transit Ltdが運行するサービス160、170、170X、SMRT Buses Ltdが運行するサービス950、Transtar Travel Pte Ltdが運行するサービスTS1、TS3、TS6、TS8が含まれる。 
また、2022年5月1日からは、国境を越えたタクシーの運行も再開される。ジョホール州へ向かう通勤客は、Queen Streetのタクシーターミナルでタクシーに乗車するか、越境タクシー免許を持つタクシー会社を通じて予約することができる。 
国境を越えるバスサービスおよび国境を越えるタクシー運行の再開に関する詳細は、LTAのニュースリリースを参照。 

●2022年4月26日0001時以降に到着する旅行者の国境措置の詳細については、プレスリリース原文内のAnnex Bのハイパーリンクを参照ください。最新の水際対策は、SafeTravelのウェブサイト(https://safetravel.ica.gov.sg)にて確認可能となる。旅行者は、シンガポール入国前に同ウェブサイトで最新の水際対策を確認し、遵守すること。