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世界のニュース:日本水産物輸入額で第2位である香港は、宮城県から長野県までの日本10県からの水産物輸入を禁止すると発表

▩ ニュースアップデート

2023年8月22日、香港政府は以下の10都県(以下「”被災地”」)からの水産物輸入を禁止すると発表しました。10都県は以下:宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、新潟県、長野県。1 輸入禁止措置の対象となるのは、被災地産のあらゆる形態の魚介類(活魚、冷凍魚、冷蔵魚、乾燥魚、その他の保存食、海塩、未加工・加工海藻等)です。

この規制は、日本政府が2023年8月24日に福島第一原子力発電所からALPS(高度液体処理システム)処理水の海洋放出を確認したことを受けて行われます。

この計画は、中国や香港など他の国・地域からの強い反対に直面しています。 前述の国・地域は、日本の農林水産物の主要輸出相手国でもあります。 2022年には、香港だけで15.6%の市場シェアを占め、日本からの水産物輸入額は755億円(約5億2100万米ドル)にのぼりました。2

従って、今回の禁止措置は、日本の香港向け水産物貿易に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ビジネス・タイムズ紙の報道では、日本の農林水産省の役人(匿名)は、香港の新たな輸入禁止措置から日本は「重大な」影響を受けると予想すべきであると指摘しました。

▩ 今後の措置

 

今後、香港政府は香港に輸入される日本食品の放射能検査を強化します。 また、香港に輸入された日本食のサンプルの放射線量に関するデータも公表する予定です。 現在、香港政府は2023年7月の日本食品の放射能検査を以下のように公表しています(図2参照)。

 

図2:2023年7月時点の日本からの輸入食品に対する放射線検査 4

本稿執筆時点では、香港政府はこの禁止令がいつまで続くのか明言していません。 状況や日本の海外貿易への影響については、適宜、最新情報をお知らせします。

出典

 
  1. “日本の水産物輸入制限” –news.gov.hk (https://www.news.gov.hk/eng/2023/08/20230822/20230822_162308_864.html)
  2. 「2022年の農林水産物・食品の輸出実績」について – 農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/attach/pdf/230203-1.pdf)
  3. 「日本、香港の水産物輸入禁止令で大きな打撃を受ける」 – Business Times ビジネスタイムズ(https://www.businesstimes.com.sg/international/japan-expects-big-hit-hong-kong-ban-most-its-seafood)
  4. “日本からの輸入食品に関する食品サーベイランスの月次状況更新(2023年7月31日現在)”- 食品環境衛生部食品安全センター(https://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/files/Monthly_Update_of_Japan_31_7_2023.pdf)